タバコには約70種類の発がん性物質をはじめ、多くの有害物質が含まれています。喫煙は、肺がんやCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの呼吸器疾患、心筋梗塞や脳卒中などの循環器疾患をはじめ、さまざまな病気のリスクを高めることが知られています。
タバコをやめることは、病気の予防だけでなく、ご自身やご家族の健康を守ることにもつながります。しかし、ニコチン依存の影響により、やめたいと思ってもやめられないと悩まれる方も少なくありません。
当院では、患者様一人ひとりの状況に合わせた禁煙治療を行い、無理なく禁煙を続けられるようサポートしています。禁煙をお考えの方は、お気軽にご相談ください。
禁煙を考えるきっかけは人それぞれです。自分のため、ご家族のため、また健診で指摘を受けたことをきっかけに受診される方もいらっしゃいます。次のような方は、お気軽にご相談ください。
禁煙は、病気の予防だけでなく、日常生活のさまざまな場面で良い変化が期待できます。
禁煙を始めると、血圧や脈拍が徐々に安定し、血液中の一酸化炭素濃度も低下します。血液循環が改善されることで、心筋梗塞や脳卒中などの生活習慣病の予防にもつながります。
禁煙を続けることで肺の機能が改善し、咳や痰、歩行時の息切れなどの症状が軽減されることが期待できます。
禁煙後は味覚や嗅覚が回復し、食事本来の香りや味を楽しめるようになることが期待できます。
ニコチンの影響が少なくなることで、睡眠の質や肌の状態が改善する場合があります。また、口臭が軽減し、服や髪にタバコのにおいが付きにくくなるなど、快適な毎日につながります。
禁煙は、ご自身の健康だけでなく、受動喫煙によるご家族や職場の方など周囲の方への健康を守ることにもつながります。
タバコ代を節約できるだけでなく、喫煙場所を探したり喫煙時間を確保したりする必要がなくなります。日常生活をより快適に過ごせるようになります。
一定の条件を満たす方は、健康保険を利用して禁煙治療を受けることが可能です。
以下のすべての条件を満たす必要があります。
禁煙治療では、約3か月かけて計5回受診していただきます。定期的に診察を行いながら、禁煙を継続できるようサポートします。
呼気一酸化炭素濃度の測定や診察、喫煙状況の確認を行い、ニコチン依存症かどうかを確認します。検査結果をもとにご相談しながら禁煙開始日を決め、「禁煙宣言書」にご署名いただきます。
初回診察から2週間後、4週間後、8週間後、12週間後に受診していただきます。毎回、呼気一酸化炭素濃度を測定し、禁煙の状況や体調を確認しながら治療を進めます。
治療中にタバコを吸ってしまっても、すぐに禁煙が失敗となるわけではありません。吸ってしまった場合も、一人で悩まず、お気軽にご相談ください。